BUFFALO WLI-TX1-G54の分解

約20年前に発売されたメルコ(現 バッファロー)の無線LAN Ethernetメディアコンバーター 「WLI-TX1-G54」を動態保管していましたがさすがに実用することはもうないだろうということで分解してみました。WLI-TX1-G54はIEEE802.11gのみの対応です。

後継製品※には新しい無線LANの規格に対応した製品が発売されましたが、その原型となるモデルで筐体デザインやポートなどが同じです。※「WLI2-TX1-G54」「WLI3-TX1-G54」


WLI-TX1-G54

上部のブルーのパネルが本体にはめ込まれているのでゆっくり一つずつツメ外して取り外します。本体もはめ込み式なのでツメを治具で外します。写真は分解後の3枚に下ろした感じです。


WLI-TX1-G54分解

アンテナはリード線でWLI-MPCI-G54カードの基盤に配線されていて直付けされていました。WLI-MPCI-G54カードを流用しようとするとminiPCIスロットの留め具のはんだを除去したり、このアンテナ配線を処理しないといけないので少々面倒です。今時はminiPCIで無線LANを搭載するよりも数百円で販売されているUSBドングルタイプの無線LANのほうがコスパがよく手間もかからないでしょう。


WLI-MPCI-G54
メイン基板のminiPCIスロットに装着・はんだ付けされているのがWLI-MPCI-G54カードです。このカードを交換することで新しい規格に対応しようという設計意図がうかがえます。


WLI-TX1-G54基板

WLI-MPCI-G54カード上にはWi-Fi用のコントローラーにはBROADCOM BCM4306KFBというICチップが搭載されていました。そこそこいろいろなPCに搭載されていたような記憶があります。
メイン基板に搭載されているのは10BASE-T/100BASE-TX Ethernet用のネットワークプロセッサー「BCM4702KPB」で16MBメモリ「DYNACHIPS D98SD6416AH-6」が2個載っています。


WLI-TX1-G54基板


無線LAN Ethernetメディアコンバーター 「WLI-TX1-G54」

■製品関連リンク
メルコ、有線LAN機器をIEEE 802.11g無線LAN対応にするメディアコンバーター『WLI-TX1-G54』を発売 [ASCII]
https://ascii.jp/elem/000/000/339/339621/

メルコ WLI-TX1-G54 [ITmedia]
https://www.itmedia.co.jp/products/melco/wlitx1g54.html


バイオノートSRのHDD/無線LANをアップグレード [PC Watch]
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0413/dgogo47.htm


■他のBUFFALOルーターの分解関連リンク
WHR-G54分解 [東工大おやぢさん]
https://ameblo.jp/aoijf2/entry-10663928874.html


BBルータ解剖 BUFFALO WBR-B11 [Team Yokohama X-VACCINE & Tatsuyoshi Networks]
http://www.tatsuyoshi.net/toyota/router/buffalo/wbrb11.html


■BUFFALO(メルコ)製品情報
WLI-TX1-G54
https://www.buffalo.jp/product/detail/wli-tx1-g54.html


WLI-TX1-G54/WLI-T1-B11ユーザーズマニュアル
https://www.buffalo.jp/support/download/detail/?dl_contents_id=71885




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